Orsay of Tokyo Art World JP

③テイー・セット.jpgポール・フォロ、 クリストフル社 《ティー・セット》 1903年頃のモデル (c) RMN (Muse d'Orsay) / Droits reserve / distributed by DNPartcom ④シャンデリア.jpgラウル・ラルシュ 《シャンデリア》1900年頃 (c) Muse d'Orsay, Dist RMN - (c) Patrice Schmidt / distributed by DNPartcom ⑦インク壺.jpgモーリス・ブヴァル《インク壺》1900年頃 (c) Muse d'Orsay, Dist RMN - Patrice Schmidt / distributed by DNPartcom ⑪扇子孔雀.jpgジョルジュ・バスタール《扇子 ・孔雀・》1913年 (c) RMN (Muse d'Orsay) / Rene Gabriel Ojeda / distributed by DNPartcom ⑫芥子.jpgルネ・ラリック《飾りピン ・芥子・》1897年(c) RMN (Muse d'Orsay) / Rene Gabriel Oedja / distributed by DNPartcom

オルセー美術館展 - パリのアール・ヌーヴォー:19世紀末の華麗な技と工芸 -


2009年9月12日~2009年11月29日
世田谷美術館

優美な曲線

2009年9月28日

オルセー美術館といえば印象派絵画コレクションで有名であるが、本展覧会では同美術館が所有するアール・ヌーヴォー・コレクションに光を当て、その中からエミール・ガレ、ルネ・ラリック、エクトル・ギマール等の巨匠の名品を中心に選りすぐりの約150点を紹介する。

アール・ヌーヴォーとは19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に一世を風靡した装飾様式を指し、特に建築や工芸にその特徴が顕著に現れている。アール・ヌーヴォーが持つその流れるような曲線美は、当時と変わらず現代に生きる我々をも魅了し続ける。

本展覧会では、「サロン」から「ダイニングルーム」へ、そこから「書斎」を経て、「貴婦人の部屋」へとたどり着くことで、来場者はアール・ヌーヴォー様式に則って建築・装飾された当時のパリの豪華な邸宅に実際に招待されたかのような体験を楽しむことができる。

本展覧会で紹介されている作品はどれも優美で上品だが、その中でもポール・フォロ、クリストフル社の《ティー・セット》、ラウル・ラルシュの《シャンデリア》、モーリス・ブヴァルの《インク壺》、ジョルジュ・バスタールの《扇子”孔雀”》、ルネ・ラリックの《飾りピン”芥子”》などは特に美しく、印象に残った。

都会の喧騒を忘れ、しばし優美な非日常的世界に耽りたい方には本展覧会ほどうってつけな場所はない。この華麗な空間へ一度足を踏み入れてみてはいかが?

この展覧会の詳細は下記まで。

http://www.orsay2009-10.jp


読者プレゼントのお知らせ。本展覧会御観覧ご希望の方は、住所、氏名、年齢をご記載の上、下記アドレス宛てに10月15日までにご連絡ください。抽選で5組10名様の方に本展覧会の入場チケットをプレゼントさせて頂きます。

tokyoartworld@gmail.com



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